1985年の映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の主題歌「パワー・オブ・ラブ」で世界的なブレイクを果たしたアメリカのロック・バンド、ヒューイ・ルイス&ザ・ニュース。
現在は活動しているのか… 気になるところですね。
Huey Lewis & The Newsの気になる現在

1979年より活動を開始したヒューイ・ルイス&ザ・ニュースはメンバーの入れ替わりを経て現在も解散はしていないようですが…
リーダーでありボーカル担当のヒューイ・ルイスが闘病中のため活動休止せざるを得ない状況のようです。
現在までにアルバムは10枚発表されています。
- 『ヒューイ・ルイス・アンド・ザ・ニュース』 -Huey Lewis And the News (1980年)
- 『ベイエリアの風』 -Picture This(1982年)
- 『スポーツ』 -Sports (1983年)
- 『FORE!』 -Fore! (1986年)
- 『スモール・ワールド』 -Small World (1988年)
- 『ハード・アット・プレイ』 -Hard At Play (1991年)
- 『バック・トゥ・ザ・ルーツ~グレート・アメリカン・ソングス・トリビュート』 -Four Chords & Several Years Ago (1994年)
- 『プランB』 -Plan B(US #165) (2001年)
- Soulsville(2010年)
- Weather (2020年)
バック・トゥ・ザ・フューチャーの主題歌「パワー・オブ・ラブ」は1986年発売の『FORE!』に収録。
映画にチラッとカメオ出演していたヒューイ・ルイス・・
この曲無くして映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」は成り立ちませんね!
ヒューイ・ルイスがメニエール病を発症
パワフルでハスキーな声で骨太のロックンロールを歌い上げるボーカリスト、
ヒューイ・ルイス(Huey Lewis,本名・ヒュー・アンソニー・クレッグ3世,Hugh Anthony CreggⅢ)は1950年7月5日ニューヨーク生まれの72歳(2022年7月現在)。
現在も渋い感じでかっこいいですね!
1979年の活動開始からずっとバンドのリーダー兼ボーカルを務めているヒューイは、2018年に内耳障害であるメニエール病を発症。
この年行われる予定だったツアーの全面キャンセルを発表し、チケットを購入したファンへ謝罪しています。
一対一の会話や電話での会話なら少しは聞き取れるけど、うまく歌える程には聞こえない。低周波数の音が激しく乱れて、音程をつかむことができない。
有名な病院3ヵ所を訪れた結果『メニエール病』で、回復するまではパフォーマンスは行えないと診断された。
この診断に従って予定していたショーはキャンセルせざるを得なくなったんだ。
すでにチケットを購入してくれて僕らのコンサートに来てくれる予定だったファンに心から謝りたい。
いつの日かまた歌えるようになることを願って回復することに専念するよ。
概ねこんな感じのことをツイッターでコメントしています。
誰しも好きこのんで病気になる訳ではないのに、こんな謝罪をされると切なくなってしまいますね。
闘病中に語った言葉

以降ずっと闘病生活をおくっているのでしょうか、1985年から行われてきた日本での公演も2017年の11月を最後に行われていません。
メニエール病は激しいめまいや難聴、耳鳴りに悩まされる病ですから、シンガーにとって大事な聴覚が脅かされるとはどれほど辛く苦しいものでしょうか。
ヒューイ・ルイスは元々、子どもの頃から頻繁に耳の痛みで苦しんできたといいます。
今は体調が悪い時にはほぼ何も聞こえず(!!)、調子のよい日には補聴器を使えば会話が可能で、歌を歌う際に音程がうまく取れなくなっているとのこと。
心情はとても計り知れません。
ファンにとっても寂しく悲しいことですよね。
しかし、当のヒューイ・ルイスはこう語っています。
「クリエイティブであり続けるよう努めているよ。
引用:産経ニュース
ガンを患っているわけじゃないしね。
僕より状況が悪い人は本当にたくさんいるから、
自分の全てに感謝することが大切だと
思っているんだ。」
ほぼ耳が聞こえないとゆうとても苦しい状況においても「感謝する」ことが大切だと。胸に沁みる言葉にこちらの方が勇気づけられるようです。
2020年2月に10年ぶりに発表され10作目となったスタジオアルバム「WEATHER」はヒューイの耳の調子が比較的よい間に録音作業が行われたそうです。

収録曲が7曲でおよそ30分という内容なのはやはり体調が伺い知れる感じがしますが、相変わらずのパワフルな歌声を感じられるものでした。
しかし、これが最後のリリースになるかもしれないとほのめかしていたといいます。(寂しい…)
全楽曲の権利を売却!その意味は…

Huey Lewis & The Newsが、全楽曲の権利を、Primary Wave Music社(音楽出版・マーケティング会社)に約2000万ドル(約30億円)で売却したとの報道があったそうです。
最近、音楽業界ではビッグネームのミュージシャンたちが著作権を売却することに積極的だといいます。
例えばそのミュージシャンが高齢である場合、権利を売って現金化することで、資産が扱いやすくなると考えてのことであるとか。
今は音楽を聴くサービスの主流がサブスクリプションになって、SpotifyやApple、Amazonといった世界的な会社がしのぎを削り、CDがあまり売れない時代だからでしょうか…。
印税を受け取り続けるより、扱いやすい方を選んだということなのでしょうね。
さいごに…
映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』を久しぶりに見たことでHuey Lewis & The Newsのことが気になりました。
ヒューイ・ルイス氏の聴覚が少しでも回復されることを祈っております。
最後までお付き合いいただきありがとうございます!!
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