9月5日、3歳の女の子が幼稚園の送迎バスに約5時間閉じ込められ死亡するという痛ましい事故が静岡県牧之原市で起きました。
昨年7月に福岡県で、男の子がバスの中に約9時間もの間取り残され熱中症で死亡する事故があり、それから1年余りでまたもや同じような事故が起きてしまいました。
許せないという怒りの報道が多い一方で、対処法ツイートの記事も見られたので、そちらの方に着目してみます。
車は、エンジンをかけていなくてもクラクションを鳴らすことができるということを私は昨年の福岡県の男児の事故のあとに知りました。
エンジン停止中にクラクションを鳴らせる理由は、
・駐車場などでエンジンを止めた状態で停車しているとき、前方に止まっている車が間違ってバックしてくることがあるので、そのような場合クラクションを鳴らして自車の存在を知らせることができる。 ・故障などでエンジンがかからなくなってしまった車を、運転席に座った状態で牽引することもある。エンジン停止中でも車が動くこともあり得るため、万が一のことを想定。
ということなんですね。なるほど、私は車の運転をしませんので知りませんでした!
これはぜひ、クラクションのことを子どもに教えておいた方が良いのでは?という思いにかられました。
自家用車の場合も幼い子どもが社内に閉じ込められてしまうと、ドアが施錠されていなくても、自力で社外へ脱出するのは難しいと思われます。
つかむ場所がわからなかったり、力が足りなかったりする可能性がありますね。
またチャイルドロックという機能がありますので、これを設定して施錠した場合駐車中でも車内からドアを開けることが不可能になってしまいます。
チャイルドロックの解除方法やドアの開け方を幼い子どもに教えるのは難しいかもしれません。
やはり、SNS上で言わている方が多かった「閉じ込められたらクラクション!」
これは子どもに教えておきたくなりますね!!
この記事を読んでくださった方からご指摘いただきましたので追記いたします。 (9月15日追記)
調べたところ、車種や、年式によっては、エンジンOFFの状態でクラクションが鳴らない車もあるようです。
そういった車種は、ドライバーが設定を変更してエンジンOFFでクラクションを鳴らせるようにすることはできないそうです。
くれぐれもご注意ください!!(ご自身の車を確認してみてくださいね)
車内の閉じ込めにはクラクションを鳴らすことが有効だとわかりましたが、あまり幼いと鳴らせない可能性もあるようです。
参照記事
https://enfant.living.jp/enfant_mate/mate2_248/mate_other/866933/
子供にとってはクラクションの押し方にもコツがあるらしいのです。
①パーの手にして、親指の下にあるかたい骨の部分で押す
②ひじで体重をかけるように押す(こちらはかなり有効なようです)
いずれも人の迷惑にならない場所での練習が必要ですね。
幼稚園児がバスに取り残され、熱中症で命を落とすという悲しい事故。ニュースを見ていると怒りとやりきれない気持ちがあふれてきます。
親御さんの気持ちを思うと辛すぎて、言葉になりません。
大切な命が失われることのないよう、クラクションを押して助けを求めることの重要性をお子さんに話しておくことが大事だと思い一つの記事にしてみました。(エンジンOFFでクラクションが鳴らない車種もあるのでご注意ください!)
すこしでもお役に立てれば幸いです。