ゴミ清掃員、ときどきお笑い芸人の2足のわらじで環境問題にも取り組むマシンガンズの滝沢秀一さん。
友人に紹介された仕事がたまたまゴミ清掃だったのが今では清掃員歴11年目、その間に変わったゴミに対する意識やゴミにまつわる色々なお話が興味深いです。
滝沢秀一(たきざわ しゅういち) 生年月日: 1976年9月14日 出身地: 東京都足立区 身長:169cm 血液型: AB型 特技: 器械体操(床、鉄棒) 趣味: 野球観戦(中日ファン) 資格: 書道(特待生) 学歴: 東京成徳大学人文学部英米文化学科卒業 活動時期: 1998年- 事務所: 太田プロダクション
ツッコミ担当(結成当初はボケ)、立ち位置は向かって左。
引用:Wikipedia
高校時代、「GAHAHAキング爆笑央決定戦」の勝ち抜き企画へ出演していた爆笑問題に憧れて芸人を目指した。
大学在学中はアメリカ文学を専攻し、卒業論文のテーマにしていた人物はエドガー・アラン・ポーだった。(好きな作家は村上龍、中上健次)
2008年に結婚。2013年に3月に第1子となる男児、2016年に7月に第2子となる女児が誕生。
2012年、奥さんの出産費用が必要となったことをきっかけに友人のツテでごみ収集会社に正社員として就職したという、お笑い芸人マシンガンズの滝沢秀一さん。
数年前のインタビューで、「本業がゴミ清掃員で、芸人は副業」また、「この仕事を辞める気はない」などと語っておられる通り、2022年現在も芸人との二足のわらじで活動されています。
またゴミ清掃員として仕事される傍ら、その経験を活かして「ごみ研究家」としてテレビ出演や講演会を行ったり著書を出版したり。
多岐に渡る活動が評価され、2020年10月に環境省より「サステナビリティ広報大使」に任命されています。
ゴミ清掃員になって気づいたことは、(かつての自分がそうだったように)その存在に意識を払う人はいないし、通りすぎる誰とも目が合わないということ。
ゴミ収集会社の同僚からは「なんで芸人やってるのにここにいるんだ」とよく言われ、後輩芸人からは「なんでゴミ清掃員の仕事なんかしてんすか?」と言われる始末。
「コイツ、終わってんな」っていう目で見られたり、陰で『ゴミ芸人』と呼ばれていたのも知っているそう。
仕事は早起きでゴミを投げ入れる作業も思った以上にハードワーク、夏場の作業は特に体力を奪われこのままじゃ体が持たない、でも生活のため仕事は続けなければならない。
そんな中、自分なりに楽しみを見つけようと思った滝沢さんはゴミを捨てた人のことを想像してみることに。
・野菜の切れ端なんて一切ないのは外食ばっかりしてる人なのかな?
・化粧品の容器や女性誌が入ってるゴミを捨てたのは若い女性だろうな、などの観察と妄想。
その他ゴミ清掃員の先輩に聞いた話、
・CDは燃えないゴミだったけど焼却技術がアップして今は燃えるゴミに分類される
・ゴミの最終処分場の埋め立て地があと50年でいっぱいになる、などの話を『ごみネタ』としてストック。
ある時ツイッターでゴミ清掃員のあるあるネタを発信したところ、事務所の先輩、有吉弘行さんが面白がってリツイートしたことで、めちゃめちゃバズッたそう!
そして毎日のようにつぶやいていたら、なんと本を出すことに・・!
漫画「ゴミ清掃員の日常」は、滝沢さんがゴミ清掃員として働く日常を描いた作品で、そのイラストはなんと奥さんである滝沢友紀さんが描かれているのです。
滝沢さんから漫画を描いてほしいと言われ、安請け合いしてしまったという友紀さん。
最初は思ったように描けずだいぶ苦労されたようですが、滝沢さんの仕事への理解度が高まったのだそう。
滝沢さん曰く、ゴミからわかることはたくさんある。
シュレッダーのゴミの中にビンや缶が混じっていたりする会社は皆、6年以内にものの見事につぶれている!(リアルな数字ですね)
またゴミを調査するNPOの人から聞いた話によれば、ゴミをちゃんと出す家庭の子どもの方が、ゴミをぐちゃぐちゃに出す家庭の子どもよりテストの点が高い!(ちょっとわかる気がする)
そしてゴミ集積所が汚い場所は治安が悪い、というのはゴミ清掃員にとっては当たり前の話で、集積所がきれいな街は地域コミュニティがしっかりしている、色々な地域をみてきたけれど全部当てはまるので、集積所をきちんとしていけば治安は絶対良くなる、とのことですよ!
個人的に1番興味をひいたのは、「金持ち=ゴミが少ない」というお話。
一般的な住宅のほうが、ゴミの量は圧倒的に多いといいます。(ファストファッションや100均の影響もあってか、バンバン買ってバンバン捨てる?)
高級住宅街からは大量の缶チューハイとか出てこないし、安さでモノを買わない。たぶん室内が整理整頓されているから無駄な買い物もない。
金持ちのゴミが少ないのは、本当に欲しいモノしか買わないからじゃないか、と思われたそう。
また高級住宅街は、ゴミ出しの分類ルールをちゃんと守っていて、ごみ捨て場もキレイなんだそうです!
今回、興味をもつきっかけとなったのは「尖ったゴミの捨て方」の記事だったので、元ネタの滝沢さんのツイッターをのぞいてみました!
竹串など、尖ったものがゴミ袋から飛び出ていて、清掃員の方がケガをされることも少なくないそうですよ!ゴミを出す側が意識しないといけない問題ですよね。
なるほど~の2連発。焼き鳥の串などは捨てる時に気を付けるようにはしていましたが・・
こういったリサイクルのできない、油の入っていたペットボトルや内側がアルミみたいになってるパック等に入れて処分するというのもいい方法ですよね。
ゴミ清掃員が本業でお笑いが副業、というマシンガンズの滝沢秀一さんの、ゴミの捨て方の記事に興味がわいて色々調べてみました。
お金持ちほどゴミが少ないということも驚きでしたし、そうでなくとも地球温暖化などを考えると見習わなければならない問題ですよね。
環境問題については年齢を重ねるごとに考えることが多くなってきましたが、滝沢さんのツイートなどに注目して引き続き考えていかなければと痛感した次第です!