アサヒ飲料の緑茶「颯」のCMで流れる『リヴィン・オン・ア・プレイヤー』は、あらゆる世代に知られるボン・ジョヴィの大ヒット曲ですよね!
1986年に発表されたこの名曲を聴いていたら、ボン・ジョヴィのヴォーカリスト、ジョン・ボン・ジョヴィの現在が気になってしまいました。
ボン・ジョヴィ(Bon Jovi)は、説明するまでもなくアメリカ(ニュージャージー出身)の世界的ロック・バンドですよね。
デビュー早々から成功を収め、3rdアルバム『Slippery When Wet』は1000万枚を越える大ヒット!(1st、2ndアルバムは日本で大ヒットし、その後 母国で大ブレイク)
グラミー賞では9回ノミネートされ1回受賞、2018年にはその功績が称えられ、『ロックの殿堂』入り!!
最初にブレイクした国 日本を愛し、大の親日家であるジョン・ボン・ジョヴィさま。
ツアーのスタートやファイナルは必ず日本で、CDの発売も日本は先行して行われているそうですよ!
3月29日から流れているアサヒ飲料のこのCMは、「『叫びたくなる緑茶』八村塁」篇….、ご存知ですよね!?
八村塁さんといえば、今年1月にウィザーズからレイカーズへの移籍が話題を呼んだ日本が誇るNBAプレイヤー!
当の八村さんのコメントを見ると、このCMを気に入っている感じが伝わってきます。
「僕もいろんな撮影は経験してきましたが、今までにない感じで、すごく楽しくできました。そんなに緊張することもなく、素顔のままでできたんじゃないかと思います」
引用:basketballking
八村塁さんの、颯ォォォォォオ!!と叫ぶ口に合わせて流れるのは、名曲『リヴィン・オン・ア・プレイヤー』。
とても耳に残る名曲なのですが、英語の歌詞にはどんな意味があるのでしょうか?
歌詞の内容はというと、貧しいながらも懸命に生きるカップル、トミーとジーナを主人公としたもの。
そのストーリーは、ジョン・ボン・ジョヴィと共作者のデズモンド・チャイルドが1970年代に各々経験した実際の出来事から着想を得ているそうで・・
ジョンの知人で学生野球のスター選手だった人物がプロ野球選手を目指していた矢先、恋人の妊娠が判明したため野球選手の道を断念し、生活の糧を得るため工場で働き始めたこと、
一方、デズモンド・チャイルドはニューヨークでタクシードライバーとして生計を立てていたが、当時のガールフレンドでシンガーソングライターのマリア・ヴィダルが食堂のウェイトレスとして働いていた時のこと、
マリアがイタリアの女優で写真家のジーナ・ロロブリジーダに似ていたことから、店のオーナーや店長、同僚の従業員に「ジーナ」というあだ名で呼ばれていたというエピソード、
これらのことが歌詞に反映されているそうなのです。
37年くらい前の画像でお若いですよね。(YouTube再生は12億回越えとか!)
印象的なリフの演奏は、リッチー・サンボラさんによる、トーキング・モジュレーターを使用してのもの。
そのリッチー・サンボラさん(ギター、ボーカル)は、公式的な発表はないものの、2014年のジョンの発言から事実上脱退となっているようです。
『Livin’ on a prayer』、ノリよく歌う映像からは歌詞の意味を考えることは今までありませんでした。
その内容は意外にも、日本の演歌の世界にありそうな世界観だなと感じました。
1962年3月2日生まれのジョン・ボン・ジョヴィさんは2024年現在62歳。(カッコいい!)
世界的バンドのリーダーとして長年活躍する一方、慈善活動にも情熱を注ぎ、米Forbesの「最も慈悲深いセレブ」ランキング1位に選ばれたこともあるのだとか。
「誰だってホームレスになりうる。決して他人事じゃない」と、10年以上も弱者に寄り添い続けているというジョン。
妻のドロシアさんとともに思いついたのは、誰でもおいしい食事を楽しめるレストランスタイルの店を開く、というアイデア。
その思いは、2011年、JBJ(ジョン・ボン・ジョヴィ)ソウルキッチンを米フィラデルフィアに開業して実現します。
お金に困っている人は食事代を払わなくてもいい。その代わり、ボランティアとして店の仕事を手伝ってもらう。
一方で、食事代が払える人には、自分が食事をしたついでに、恩送りのかたちで他の誰かのお代をもってもらう。
自分の食事代のほかに、テーブルに20ドル札を1枚置いていってくれれば、困っている誰かの食事代を払ったことになるのだと・・
そのお店も、コロナ渦で通常営業できない時期があったとか。
それまでは皿洗いはボランティアにやってもらっていたが、店の洗い場に外部の人間を入れられなくなり、やる人がいなくなってしまった。
だから、「結局、洗い場は僕が引き受けました」、とジョンさまが!!
また、タダで食事を提供するだけでは意味がない。炊き出しの列に並ぶ人たちに食事を提供するなら、同時に、炊き出しの列そのものを短くする必要がある。
そのためにできることは、困っている人たちが行動を起こし、自ら努力して次の段階に進めるようになるために、力になることだと…。
なので今のこの活動は、10年後には廃業できていたら最高!とジョンとドロシア夫妻はコメントしています。
1本のCMがきっかけで、若い頃から知る世界的なアーティスト、ボン・ジョヴィについて調べてみたくなりました。
ジョン様の親日家エピソードについては存じ上げておりましたが、彼が慈善家でもあるとわかり、今後はもっとボン・ジョヴィの音楽に触れてみたいと思いました!!
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