愛知県東郷町の井俣憲治町長が町職員にセクハラやパワハラと疑われる発言を繰り返していたことが物議をかもしています。
その言動の内容や町長の経歴、世間の声などをまとめてみました。
井俣憲治
昭和41年10月28日生まれ
・音貝小学校、東郷中学校、東郷高等学校卒業
・平成元年3月愛知大学法経学部卒業
・元新日本証券株式会社、元株式会社日栄勤務
議員歴
・1期 平成19年4月30日から平成23年4月29日
・2期 平成23年4月30日から平成26年8月14日
・3期 平成27年4月30日から平成30年5月7日
東郷町長就任
・平成30年5月22日（1期目）
・令和4年5月22日 (2期目）
家族
妻と長男の3人暮らし
職員を対象に実施した非公式のアンケートなどで指摘された言動の内容をまとめてみると・・・
〈井俣町長の発言の音声データ〉
「そんな奴おれへんて。お前ぐらいだって、そんなアホ」
「どんだけ仕事してなくても同じ給料なのお前らだけだって」
「バカじゃねえか、本当にバカじゃない」
「○○君がやっている仕事はさ、パートのおばちゃんだってできるんじゃない？パートのおばちゃんと同じ価値しかない」
（パートのおばちゃんをバカにするなーーー！！）
「お前ら定年するまでずっと異動なしにしてやるぞ。全員10月に飛ばしてやろうかと」
議員からの「パワハラにあたる発言をした覚えがあるか」などの質問には、
冗談を交えたトークが好きで、『ばかじゃないのお前、死ね』などと発言したこともある。そういった発言がハラスメントと捉えられたとすれば率直にお詫びし、猛省しなければならない
(パワハラじゃなかったら何これ？）
東郷町職員の男性：
「今年の２月に幹部が集まる会議がありまして、その場で部長が『最上級のあんぽんたん野郎』って言われて、それを聞いていてものすごく気分が悪くなって。机を蹴られたりした職員もいたと聞いている。」
「これから手術をする女性職員に対して、『いつ巨乳になって帰ってくるの？』って声をかけたんです。それって首長が言うことかと」
この状況を見かねた男性職員は、町職員およそ230人を対象に自らアンケート調査を実施。回答者の半数を超える39人が「町長のハラスメントを受けた」、または「見た」と答えているそう。
中には町長から「死ね」「殺すぞ」といった発言を受けたり、着ぐるみを着た女性職員に抱き着くセクハラ行為も‼
東郷町職員の男性：
「こんなにひどいかって思いましたね。衝撃的でした。相当深刻な状況ではあるなって」
13日朝の取材に応じた井俣町長は・・・
（ハラスメントをしたという認識は）全くないとは言いません。どこの場所でというのもちょっと明確ではありませんので、私の中で一個一個記憶をたどるのも難しいところにありますけど
Q. セクハラを訴えている職員もいますが？
それはないと思うんですけれども。（Q.心当たりはない？）はい。具体的なものがあれば別ですけど。（Q.したかもしれない？）したかもしれないというか、あの…全て会見でお話します。状況がわかりませんので、詳細はお話できませんので
ある70代の東郷町民：
「それはまずいわ。そんなこと言うような町長だったら、即やめていただきたい」
東郷町職員の男性：
「相当僕も怒りというか悲しみというか感じています。個人でやったアンケートなので、すべてきれいに出てきているわけでもないし、もっとひどいハラスメントを受けている人がいると思うので、自分としては第三者委員会なりで実態を明らかにしてほしいなと思います」
年内に全職員を対象としたアンケート調査を行い、第三者委員会で検証を進める方針を示している井俣町長。
進退については「第三者委員会の結論を待って判断をする」そうです。