数年前からよく目にするようになった夢グループという怪しげな会社の通販CM。
独特なイントネーションで喋る社長らしき男性と、スナックのママのような女性のコンビのやりとりがちょっと笑えて思わず見入ってしまいます。
この夢グループという会社、実は通販会社のみならず芸能事務所でもあったんですね!
夢グループとその社長・石田重廣さんについて調べてみました!
2003年に歌手「狩人」のマネジメントを担当するため有限会社あずさ2号として設立。2006年4月に現在の名称になる。
引用:Wikipedia
主な事業として、夢コンサートの開催などのコンサートプロモーターの業務、家電などの通信販売業務事業が中心である。
2021年11月25日まではタレントのマネージメントもしていた。
夢レコードというレコードレーベルでCDの制作を行っている。
2022年5月、同年7月に石田重廣社長が、保科有里とデュエットで歌手デビューすることが発表された。
夢グループの社長、石田重廣さんは1958年7月1日生まれの64歳。福島県福島市のご出身です。
あの独特の口調は福島なまりだったのですね!
福島大学付属小学校・中学校から、名門東北高校の野球部に入部。甲子園を目指すも断念し、19歳で上京。
大学受験を目指して浪人生活するも、親から仕送りされた受験料を友人に盗まれて大学受験を諦めることに!!
アルバイトや営業の仕事はすぐクビになり、小さな広告会社を起業。仕事は順調で30代で中国・香港から商品を輸入・通販する会社「ユーコー」を設立。
2003年に芸能事務所「あずさ2号」を設立、その後社名を「夢グループ」に変更、通販と芸能事務所をメインに事業を展開する。
社長の波乱万丈の人生については、2022年5月20日に発売された社長初の自伝エッセイ『いつでも夢を』を読んでほしいそうです(笑)
「社長の愛人?」とうわさされるも笑って完全否定された隣に立つ歌手の保科有里さんとのテレビCMは有名ですね。
平日の昼下がりや夕方にテレビをつけていると、「社長~、もっと安くしてください~」と甘えるような声が・・・。
すると社長は迷うことなく一気にプライスダウン!という流れがどうしても怪しくみえるこのCM (笑)
始まったのは約5年前だそうです。
私たち視聴者はもう5年以上このCMを見続けているのですね。
「主な宣伝媒体を新聞からテレビに移行するときに、タレントを使うよりも自分が商品を説明した方が視聴者に伝わる」と考えた社長。
・商品よりもタレントが目立ってしまい売り上げに結びつかない
・広告代理店の都合に振り回される
これらに頭を抱えていた社長は、最終的に経営者として責任を取らなくてはならないのならば、自ら素性を明らかにして、
「この商品はここがいいんです」と自分の口で訴えたかったのだそうです。
そしてテレビに登場すると、CMで隣にいる女性は愛人では?とか、(2021年9月に『週刊さんまとマツコ』に出演し完全否定)
頭髪はカツラでは?など(こちらは謎ですね 笑)色々と話題になっています。
もっと早く自社CMをやればよかったと語っている石田社長。
同じように自社CMをやっている、甲高い声が特徴のジャパネット高田の社長が退任してCMにでなくなったのが2016年1月のことでした。
なんとなく世間にぽっかり空いた穴を埋めるべくちょうどいいタイミングで登場されたような感じもします。
夢グループの社長、石田重廣さんは少年時代は歌手になりたくて、中学3年生の時に「スター誕生」というオーディション番組に出演の経験もあるそうです。
その時は不合格で、それ以来、歌は鼻歌以外は封印してきたという社長(笑)
それからなんと半世紀の時を経て、夢を実現されました!
どんな歌なのか気になりますね!
公式ツイッターにちょっとだけアップされていたので、聞いてみましょう♪
このデビューシングル「夢と・・・未来へ」は、昨年亡くなった父親を思い、社長自ら作詞されたそうです。
名義は「夢 石田社長と有里」。(夢づくし!)
「父親に『すごいな』と言われたくて生きてきたのに、これから誰のために何のために生きればいいのかと思った。
でも目をつぶれば、過去も将来もみえる。将来は少ししか見えないこともあるけど、目をつぶれば何かが見える。」
そんな思いで書かれたのだとか。
デュエットのパートナー、保科有里さんの社長の歌への感想は「味があるというか・・・」とのことですが(笑)
社長自身は、「歌は上手とかではなく、表現が大事」だと。
「『デナーショー』の仕事がきたときにアンコールの曲を作っておきたい」と、第2弾、3弾のシングル作成にも意欲的だそうですよ!
この曲をもっと聞いてみたい!という方は、ぜひシーデー(CD)をお買い求めくださいね(笑)
今年6月27日に腹膜がんのため死去した歌手の葛城ユキさんは生前「夢コンサート」の常連であったとか。
その葛城さんが亡くなる5時間前に石田社長に電話をかけ、
「コンサートに出演させていただきありがとう。くれぐれも身体に注意してください。」と惜別の言葉をかけられたそうです。
死を悟った人がなんで他人をここまで気遣えるんだろうと、葛城さんの人間性に感服し、電話口で自身の曲をアカペラで歌って聴かせたという社長。
ステージでご一緒したかった、と語っています。
ずっと気になっていた通販会社・夢グループとその社長・石田重廣さんのことを調べてみました。
社長の人柄がわかって、これからは夢グループのことを応援したくなりました。(商品を注文するかはまだわかりませんが 笑)
石田社長&保科有里さんの歌がヒットしますように、心から祈っております!!