女優の秋野暢子さんが5年生存率30%とも言われるステージ3の食道がんとの闘いを終え、元気な姿をテレビで見せてくださっていますね。
ステージ3の頸部食道がんなど、複数の重複がんをどのようにして乗り越えられてきたのでしょうか…。
大阪・ミナミの呉服屋の末娘として誕生。
小学校の学芸会をきっかけに演劇の道に進み、中学・高校と演劇部に在籍。1974年にデビュー。翌1975年のNHK連続テレビ小説『おはようさん』のヒロイン・殿村鮎子役に抜擢され、本格的に女優活動を開始。
1976年のTBSドラマ『赤い運命』では山口百恵と共演。
1986年には映画『片翼だけの天使』で第60回キネマ旬報ベスト・テン主演女優賞を受賞。
引用: Wikipedia
がんと診断される半年前の2021年12月、喉に梅干しの種が引っかかるような違和感を覚え、かかりつけのクリニックに。
しかし、そこでの診断は「特に問題なし」。
2022年の年明け、別の総合病院で血液検査や腫瘍マーカーで検査するも平常値で、”どこも悪くない”という結果。
その後は自律神経を整えるため、はり・整体を渡り歩く。
それでも喉の詰まりは良くならず、別の耳鼻咽喉科へ。
少し逆流性食道炎があるぐらい
6月3日、かかりつけのクリニックで「逆流性食道炎」の薬を処方
➡2週間程度 服用したが、症状はどんどん悪化
6月20日、再度クリニックで胃の内視鏡検査、首の付近の食道に複数の腫瘍が見つかる
➡大学病院への紹介状を渡される
6月21日、大学病院で検査
がんです うちの病院では対応の科がないので専門病院に行ってください
6月24日、がん専門の病院へ ➡ 頸部食道がん(ステージ3)診断
頸部食道、喉頭蓋(こうとうがい)、胸部食道に5つの重複がんが判明
「病は気からと言いますけど、病は知からだと思っています。その病気がどういうもので、どう進んでいるのかわかっていれば、不安はだんだんなくなるうんですよね。
病気になったらそれを勉強する。そしてお医者様とコミュニケーションをきちんととって、薬などを考えていくことも大事ですよね」
となんとも頼もしい言葉を、4月27日『情報ライブ ミヤネ屋』にて語っていた秋野さん。
その言葉通り、がんと宣告されても取り乱すことはなく、驚くほど冷静にその言葉を受け止められたのだそう。
娘さんも精一杯、冷静に受け止めてくれたといいます(姪っ子さんは大泣きしたそう)
1つは、がんが見つかった声帯や食道を手術で切除する方法。(この場合は声を失うことに)
もう1つは、抗がん剤と放射線治療を組み合わせる「科学放射線療法」。(この場合、声を失うことはないが、再発のリスクが高くなり生存率は5%程度下がると説明あり)
秋野さんは一晩真剣に考え、考えて考えて、そして手術はないなと思った。声を失ったら仕事ができないので、60代半ばの自身の立場で何がベストかを考え、科学放射線治療に決めた、ということです。
(医師からは、手術で全部取ることをすすめられていたそうですが・・・)
医師にそのことを伝えた際、「治療が効く人と効かない人がいるので何ともいえません。それでもそれを望むなら挑戦しましょう」との声かけがあったそうです。
また担当医の説明では、手術をすると、泳いだり、肩までお風呂に浸かったりもできなくなると言われたそうで… また匂いも感じなくなり、うどんがすすれなくなる。
友人にはうどんのことはどうでもいいと言われたけれど、関西人としては重要なこと(笑)…ってわかります!!(私も関西人なので^^;)
がんが分かってから不安になったことはないという秋野さん。
もう原因はわかったので、それを駆遂すればいいという気持ちになっていました。なので不安になって、どうしようどうしようみたいなことはなかったです。くよくよして泣いていても病気は良くならないので。
引用:www3.nhk.or.jp
強い方ですよね… 尊敬いたします。
4月24日、「鬼退治終了しました。本日、最終検査のPET/CTの結果 昨年6月に見つかった7個のがんがきれいに消えてました」とブログを更新した秋野さん。
27日放送のミヤネ屋を見た視聴者から、寛解って言っていいのか?という疑問の声があったそうです。
それに対して秋野さんは寛解の意味をこう説明しています。
「一時的にあるいは永続的に、がん(腫瘍)が縮小または消失している状態のことです。
寛解に至っても、がん細胞が再びふえ始めたり、残っていたがん細胞が別の部位に転移したりする可能性があるため、寛解の状態が続くようにさらに治療を継続することもあります。
つまり、寛解は完治ではありません。
これからも定期的に検査を続けて、寛解状態を保つことで最終的に完治に繋がるということですね。
稀に、食道がんはこのままがん細胞が消えてしまうこともあるようですが。油断禁物です。次の鬼が登場しないように、また、したとしても早期発覚 早期治療となるように検査です。
そして、治療がスムーズに進むように体力をしっかりつけておくことが大切ですね。寛解とはそういうことなんです」
以上のことを4月29日のインスタに記しています。
がんになる以前から「健康を意識した日常生活」を送っていたという秋野暢子さん。
もともと、元気はつらつで病気とは無縁なイメージのかたですよね!
大体、何故がんになるのか?
引用:秋野暢子 オフィシャルブログ Smile life
遺伝子や細胞のエラーだけど、何故エラーのなるのか?
その原因は60%~70%はわからないそうですね。
だから、厄介な訳なんですね。
ブログで上のような心境を吐露されていたようです。
秋野さんはどのような「健康を意識した日常生活」を送られていたのかというと・・
食材は無添加や有機栽培のものを利用、彩りやバランスを考え調理+食べる時間も意識
週に2~3回 ストレッチ・軽いジョギング・筋トレ・ヨガなど
入浴は寝る90分前までに40℃の湯に15分入り深部体温を温める
夜は8時に就寝、朝は4時に起床!早寝早起きでしっかり8時間睡眠
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こんなにも健康に気を付けていたかたがなぜがんに!?という気がしてなりませんが、
秋野さんに抗がん剤が効いたのは、普段から運動をして筋肉がついていて、基礎体力があったから、とお医者さんが言っていたそうです。
食生活に気を付けることはもとより、やはり運動って大事なんですね!!
がんになっても悲観することなく、”鬼退治”と称しつつ気合を入れて治療に専念された秋野暢子さん。
今や2人に1人ががんになるといわれていますから、自分に降りかかったとしたら?と考える機会になり、おおいに参考になりました。
秋野暢子さんの今後のご活躍に注目ですね!!